縁高

正式な茶会に使われる五段からなる重箱形の主菓子器で、下から順番に取っていくので、一番下が正客用で、一番上が末客用になっています。

縁高で菓子を頂くとき、まず正客は次客に礼をしてから縁高を引き寄せずに両手だけを添えます。最下段より上を少し持ち上げて菓子の数を数えると、角をずらして置き、楊枝を角から入れます。

それから、正客は上の段だけを次客に送り、懐紙に菓子をとってから最下段も次客に送ります。次客以降は同じように菓子を取って縁高を送りますが、前客から送られてきた箱の上に自分の空箱を乗せて、隣に送っていきます。

最後に末客も蓋で同じことをして菓子を懐紙に取ると、蓋を戻して前客から送られてきた空箱の上に乗せて、正面に回します。

菓子が一重に複数ある時

正式には一重に一つの菓子が入っていますが、5人以上の客がいる場合は一重に複数個入っている場合があります。その場合は、楊枝を菓子の個数分だけ入れて、次の客に回します。その人数分の次の客は縁高を取らずに次の客に回します。